あーやんの週末日記

週末ごとに何かやらずにはいられない、そんな私の私による私のための備忘録。

サンバーのエンジンオイル漏れ修理

今週はサンバートラックKS4の整備です。

ブログ初登場なので少しく紹介しておくと、うちのサンバーは平成4年式、なかなか見なくなってきた丸目のKS4で、ELつき5MTのスーパーじゃないチャージャー(大人しくNAって言えよ笑)になります。祖父の形見で、幾度とない休眠期間(検切れ保管)を経てますが、新車当時の岐阜41ナンバーを継続してるのが唯一の自慢かな。ノンエアコン・ノンパワステ・ノンフィクション(爆)の漢の乗り物なれど、いま私が一番乗ってる通勤車になります。

そんなサンバーですが、去年の秋ごろからエンジンオイルの漏れが気になり始めまして、何回かタペットカバーを外して、パッキンに液ガス塗布で誤魔化しを繰り返してきたのですが、どうもタペットカバーパッキンというよりデスビからってカンジで・・・

ここ最近は走行後にオイルの焼けた臭いが立ち込め、クロスメンバーも常時ベタベタの状態で、たまにオイルの継ぎ足しまで必要になるテイタラク。さすがにオイルまき散らし寿司ざんまいでは、SDGザナイという事で(爆)、今回重い腰を上げて修理を行う事にしました。

って事で、準備したパーツ類。タペットカバーパッキン及びデスビのOリング、それとついでに、少なくとも私の管理となってからは一度も交換した事の無かった、プラグ&プラグコードもこの際交換します。一番左の液ガスは、タペットカバーパッキンにオマケでついてきました。

まずは今回の主犯、デスビのOリング交換から。デスビを外す前に、点火タイミングが狂ってしまうと面倒なので、合いマークをば。ってか、以前に脱着した形跡があり、既に合いマークが入れられていたので、これを組む時の参考にします。

10ミリのボルト2本を外して揺するとデスビは簡単に外せました。今回はここのOリングが硬化してエンジンオイルが漏れてきている模様。

外したOリングはすっかり柔軟性を失っており、カッチカチでした。

新品を取り付けて、ヨレ防止にエンジンオイルを塗布してから、デスビを元に戻すだけの簡単なオシゴトですが、カムシャフトに噛み合うドグクラッチが偏芯しており、合う向きにしかハマらない作りになっていますので、奥までハマるのを確認してからボルトを締めませう。

続いてタペットカバーパッキンの交換のためご開帳。

今回は、開けたついでにタペット調整もしますので、一応カムプーリの印も確認できるようタイミングカバーも開けておきました。

タペットクリアランスの規定値は、冷間時にIN側0.15mm、EX側0.20mm。スキミゲージを差し込んで動かした時に、少し引っ掛かるような手応えがあるカンジに調整していきます。何年か前にヘッドガスケットを交換した際にも調整をしましたが、案外狂ってるもんですね。…って思って振り返ったら、あの作業したの、もう10年前でした(汗)。

なんなかんやでこのサンバーとも長い付き合いだなぁ…

祖父が亡くなって私の管理になってスグの頃は、ヘッドガスケット抜けに始まり、ドラシャのブーツが裂けたり、なかなか懐いてくれなくて大変でした(苦笑)。

タペットカバーパッキンの取付け。パッキンの嵌る溝を掃除したら、新品を嵌め込みますが、カムシャフトの逃げの角っこの部分は液ガスを塗って納めます。オマケについてきた液ガスは使わず、使いさしがあったのでそれで。

モチのロンで、カバーを固定するボルト穴のOリングも新品に交換です。これもボルトを締めこむとヨレる可能性があるので、エンジンオイルを塗布しておきませう。

カバーを元に戻したら最後にプラグ&プラグコード交換。

さほど不調は感じていませんでしたが、こうして比べるとやはり電極がそれなりに消耗してギャップが開いてますね。

ちなみにプラグは、旧品と同じく、NGKのBKR5E-11です。

プラグコードも、NGKのRC-FE37という型番。

鮮やかなスバル伝統色(笑)になりまして、体感5馬力UPであります。知らんけど(爆)。

いや、てかコレ普通にめっちゃカッコ良いんですけど!エンジンカバーで隠してしまうのが勿体ないほどの機能美であります(笑)。

 

そんなこんなで、全ての作業が完了し、娘の習い事の送迎がてらテストドライブに繰り出しましたが、どうやらオイル漏れは完治できた模様。久々にクロスメンバーがドライに保たれておりました。ギラギラにテカった元メンバー(爆)と周囲に漂うあの芳醇なカホリが今や懐かしいであります…(遠い目)。

そして何より、エンジンが俄然元気になった気が!!アイドリング時のメカノイズもマシになりましたし、諸々の交換&調整が実に功を奏したカンジです。やはりアナログなクルマほど変化が分かりやすくて良いですね♪

作業中の一コマ。リアエンジンのサンバーって本当に何するにしても整備性抜群で、ワタシのようなトーシロサンデーメカニックには打ってつけの教材だなぁとつくづく思います。このクルマのおかげでだいぶ経験値を上げてもらえましたね(笑)。

さて、次はどこがぶっ壊れるかな(爆)。